産業革新機構から一転、7000億円の融資を表明した鴻海の買収が俄然本命視されてきました。
これに伴って株価もグングンと上昇。
シャープ本社前には大勢の報道陣が取り囲み、目が離せない状況となっています。
今までマスコミによる徹底的なマイナス報道ばかりが目立ってきましたが、ここにきてプラス要素も交えた報道合戦に、ついつい見入ってしまいます。
でも報道について気になることがあります。
皆さんも気付いていると思いますが、最近のラグビー熱。これに呼応してルールも知らない人達が色々コメントしているのを見たと思います。
まさに今回も同様なことがあると考えた方が良いと思われます。
NHKの速報が出て以来、一気に相場が活気付きました。よってここ暫くはニュースに踊らされて株価は乱高下を繰り返すものと推測されます。
該社の問題の本質は経営判断のミスが最大の要因であり、商品企画を含む技術力にはまだまだ期待が持てるものが残っていると当方は見ています。
新しい商品を開発し商品化するにはそれなりの開発投資が伴い、いかにこの資金が調達できるかが期待に応えられる重要ポイントであることも事実です。
よって、この相場で勝負してみたいと考えている方は、産業革新機構と鴻海のどちらに決まるかよりも、メーカーとしての活力が蘇るような投資内容となっているかを見極める必要があると考えます。
該社には、将来的に曲面ディスプレーやロボット型のスマホなど大化けするかもしれない商品が開発されていますが、資金不足で試作発表だけで終わってしまったって事にならないことを期待したいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿