スマホではパスワードに代わって指認証や顔認証が一般的になてきました。
特に顔認証についてはスマホのみならず、小売店舗やATM、空港での出入国管理など、様々な分野で顔認証の採用が広がろうとしています。
例えば、和歌山県白浜町にあるアドベンチャーワールドでは、タブレットを使って来場者の顔認証と入場料の支払いを行う実証実験が行われています。
利用者は事前に顔写真やクレジットカードを登録することにより、テーマパークへの入場は勿論、お土産の購入やホテルの部屋の解錠、レストランの決済など町全体に顔パスが広がるため、「ビーチや温泉を手ぶらで楽しめる」と利用者から好評を得ているようです。
さて、この顔認証の市場規模は2025年には1兆円になると予測されており、注目すべき技術であります。
しかしながらこの技術の普及に対し、個人情報の保護が横たわっています。
NECは解読困難な「量子暗号」の技術を使い、顔認証の安全性を高めるシステムを情報通信研究機構と共同開発したそうです。
これはデータをサーバーに送る通信に量子暗号を利用。
サーバー側に置く認証用データは「秘密分散」という手法で分散保管する。
よってデータの漏洩や盗聴リスクを大幅に低減でき、高い安全性が確保できるとのことです。
SF映画でみた顔認証が身近に迫っています。
あるとき、社会インフラがごろりと変わってしまう可能性を感じるこの技術、今後の情報ウォッチが重要ですね。
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