2020年3月25日水曜日

深読み:シャープがマスク生産


液晶のシャープがマスクを生産。

このニュースを初めて知ったとき、『えっ、何かの間違い?』と思ったは私だけではないと思います。

政府の要請でとは言うものの、品不足が解消した時点で価格競争力がなければ淘汰されてしまうリスクが大いに考えられ、そのリスクを背負ってまで投資するものでしょうか?

そこで私なりの深読みする背景ですが、
  • 液晶を生産している亀山工場の建設に携わった人から聞いたことがあるのですが、液晶パネルの高い製造品質を得る目的で、工場のクリーン度が格段に高く、医薬品をも製造できるようなクリーン度で建設されている。
  • シャープでは以前から体温計、血圧計などの医療器具を製造と販売を行っていたが、本格的な医療機器はほとんど無く、新規事業への参入を検討するにとどまっている。
  • 医療機器の新規参入にあたっては、製造業や製造販売業の許認可が必要となり、新規に参入するにはハードルが高いのが実情でもある。
そして、私なりの推論ですが、
  • 立派な工場ではあるものの、この工場を有効活用することが大きな課題となっていることから、将来的に医療機器の生産工場へ展開すると考えると面白い。
  • 全くの空想かもしれないが、全世界的に不足している人口呼吸器を生産となると、すごくインパクトがある。
  • マスクの生産は厚生省の要請であることから、新規参入の許認可がスムーズに行われる可能性が高い。


勝手な推論ばかり書きましたが、若干なりとも当たっているのではと思っています。
もしこれに近いことが起これば、びっくりでしょうね。。。

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