注目のNISAは2年目に入り、今年は日経225が2万円にも上昇すると予測する声も聞かれますが、現状の相場が不安定化してきている中で、皆さんもどの銘柄に投資しようかと迷っているのではないでしょうか?
その中で証券会社から参考となる『配当利回りランキング』が公表されています。
そこで、今回はN証券が1月9日に出したランキング1~5位の銘柄について検討することにしました。
これを選んだ理由は、皆さん複数の銘柄をお持ちのことと思いますが、できれば配当利回りの高い銘柄をNISAにすれば、無税のメリットを最大限有効利用できることは承知の事実だからです。
それでもリスクについてはできるだけ排除しなければなりません。
- まず、検討するに当たって日経225の1年間の推移を確認しましょう。
- そしてランキングアップされた銘柄の推移を確認しましょう。
株価終値:661.5円
予想配当利回り:3.93%
予想年間一株当配当金:26円
決算月:3月末
【2位】伊藤忠商事
株価終値:1,209.5円
予想配当利回り:3.8%
予想年間一株当配当金:46円
決算月:3月末
【3位】武田薬品工業
株価終値:5,194円
予想配当利回り:3.47%
予想年間一株当配当金:180円
決算月:3月末
【4位】トレンドマイクロ
株価終値:3,125円
予想配当利回り:3.49%
予想年間一株当配当金:109円
決算月:12月末
【5位】三菱商事
株価終値:2,030円
予想配当利回り:3.45%
予想年間一株当配当金:70円
決算月:3月末
- 全ての銘柄で株価推移は日経225と相似の動きがあるものの、3商社では昨年11月頃より下降が顕著であり、これは円安による輸入コスト増が影響しているものと推察します。
したがって、今後の為替推移をどのように見るかが判断ポイントとなります。 - 武田薬品は概ね右肩上がりで推移しており安定性は高く、狙い目ではないでしょうか。
- トレンドマイクロはセキュリティソフトで有名ではあるが、IT関連企業独特の不安定さが気になるところで、直近の株価下落がランクを大きく上げてきたものと思います。よって予想配当も今後危うくなるのではと危惧されます。
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