正月早々、株式市場が大きく値下がりしました。
アナリストの予測では、今年は2万円越えの声が多く聞かれた中で出鼻をくじかれた格好となりました。
そうした中で、心穏やかではない方が多いのではないかと推察いたします。
そこで、今回は一喜一憂することから離れ、心を落ち着かせるために写経について紹介します。
奈良・薬師寺の東塔は現在全面解体修理中であることはニュース等でご存じのことと思います。
この薬師寺では大修理成就を願い「国宝 東塔大修理特別写経」の勧進を行っております。
この特別写経は、釈迦八相図と東西両塔図の見返し扉絵が施された用紙に、お釈迦さまのお舎利の功徳を讃えた「舎利礼文」を書写して頂く全10組20巻のお写経で、1組2巻のお写経の内、1巻は国宝 東塔に、もう一巻はお釈迦さまの聖地インド・ブッタガヤの日本寺に奉安していただけるそうです。
特別写経の見本
第一 入胎(お釈迦様を身ごもられた)
第二 受生(お釈迦様誕生)
第三 受楽(不自由のない生活を享受)
第四 苦行(出家し修行)
第五 成道(悟りを開き佛陀となる)
第六 転法輪(伝道の旅)
第七 涅槃(生涯を終える)
第八 分舎利
(茶昆に付され、八つに分配した舎利をそれぞれの国に佛舎利塔が建てられた)
第九 西塔
(薬師寺縁起によると、第八分舎利の像が祀られていたことが記されている)
第十 東塔
(薬師寺縁起によると、第一入胎より第四苦行の像が祀られていたことが記されている
何かに没入することで、不思議と心が落ち着いた経験がありました。
さあ皆さんも少しは心が落ち着きましたでしょうか?
興味を持たれた方は、薬師寺のホームページをご覧になり、少しの間でも煩悩からの離脱を図ってみてはどうでしょうか。
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