中国旅行客が家電製品や薬などを爆買する光景をTVで観たことがあると思います。
実は爆買の中にオムツも含まれていることをご存じでしょうか?
この影響で店頭では品薄の状況が生まれ、乳児を育てる母親から不満が広がっています。
背景には、中国製のオムツは品質が悪く、品質の良い日本製が圧倒的に人気があり、その中でも花王のメリーズは大人気のようです。
これを聞いて感度が鋭い方はもうピーンときたと思います。
そうです。一年後には出生数が増えることが予測されます。
おそらく一般家庭は経済的な理由でそれほど増えないものと思われますが、富裕層は異なります。
つまり、日本製のターゲット層の需要が大きく伸びるものと推察されます。
それでは、花王の業績はどのようなものでしょうか?
10月27日に発表されました2015年12月期の第3四半期(1~9月)決算では、
「メリーズ」や生理用品「ロリエ」などが含まれる「ヒューマンヘルスケア事業」が国内と中国で好調で、同事業の売り上げは前年同期比19.3%増と頭一つ抜きん出た伸びを示した。
そして、全体の売上高は前年同期比5.5%増の1兆624億円、営業利益は36.2%増の1102億円と発表しています。
今後の予想については、通期でも会社予想を上方修正し、売上高を1兆4700億円(前期比12%増)に据え置いたままで、営業利益を過去最高益の1550億円 (同12%増)としました。
おそらく、其の後も上述の理由から追い風が吹くものと私は推察している次第です。
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