京都大学特別教授の本庶佑さんがノーベル医学・生理学賞の受賞が決まったと報道がありました。
このブログでも2017年2月11日付で“夢の抗がん剤『オプジーボ』”の表題で投稿いたしました。
この薬を製造販売しているのは小野薬品工業で、該社の株価は以前の投稿時2500円前後でしたが、受賞報道を受けて3300円前後まで高騰しております。
業績については、オプジーボの販売が好調で、ことし4月から6月までの3か月間のグループ全体の売り上げが712億円余りと、去年の同じ時期より17%増加しているとのことです。
また、前に投稿した時にも書きましたが、この薬は悪性ガンの典型であったメラノーマや肺がんに著効があり、末期で諦めていた患者にこの薬を投与したところ効果があった。
更に、胃がんなどその他のガンにもきくのではないかとも言われ、各種臨床試験が引き続いて行われているそうです。
この薬は小野薬品が開発したもので、日本では該社から販売され、年間数百億円の売り上げになるものと言われています。
一方、世界での開発・販売権はBMSが持っていますが、ここからのロイヤリティ収入が年間数百億円の利益があるとも言われています。
そして、『将来に渡って大きな収益源を得た小野薬品、期待は大きいですね』とも書きましたが、まさに受賞がそれを裏付けしているものと感じています。
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